今、世界では新型コロナウイルスによる新型肺炎の影響を受け、スポーツ界でも試合の延期や中止、無観客試合などの対策がされています。
東京オリンピックの予選においても同様な措置が取られており、東京マラソンも残念ながら一般参加は今年は無しとなりました。
NBAではオールスターが終わり後半戦が始まり、これからプレーオフに向かって盛り上がっていく時期を迎えますが、今後、新型コロナウイルスの影響はどうなっていくのでしょうか。
また東京オリンピックに来日予定のNBAのスーパースター現団の集まりである「NBAドリームチーム」はどうなるのでしょうか。
世界のバスケ大会では
2021年に行われる「FIBAアジアカップ2021」の予選が2月21日と24日にチャイニーズ台北で行われる予定でしたが、
新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大防止のために無観客試合で行われると発表がありました。
また21日に行われる予定だった日本VS中国の試合は同様の理由で延期となりました。
FIBA アジアカップ2021 予選 (アウェーゲーム) [チャイニーズ・タイペイvs.日本] 戦の 無観客試合による試合開催のお知らせ https://t.co/Ke7iSGLdTS#AkatsukiFive #FIBAAsiaCup @FIBAAsiaCup
— 日本バスケットボール協会(JBA) (@JAPANBASKETBALL) February 21, 2020
今後、感染の拡大することがあればアジア圏のみならず他の圏でも同様の措置の可能性はあります。
現在のNBAでは
現在のNBAの試合では新型コロナウイルスの影響を受けて試合の延期や中止、無観客試合などの発表はされておりません。(2020年2月24日現在)
今後のNBA試合で中止や延期、無観客試合はありえるか
世界大会同様、新型コロナウイルスがアメリカ本土でも拡大するようなことがあれば、NBAでも試合の延期や中止、無観客試合は十分ありえると思われます。
東京オリンピックにNBAドリームチームは来るのか
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東京オリンピックが中止や延期になるかどうかは現段階では不明ですが、
行われた場合にNBAドリームチームが揃うかどうかはやはりその時点での新型コロナウイルスの感染状況によるでしょう。
東京オリンピックの前回のオリンピックであったブラジルのリオデジャネイロで行われたオリンピックでは、現地でジカ熱の蔓延が懸念され、オリンピック出場が決まっていたNBA選手の辞退が相次ぎました。
辞退理由はジカ熱だけではなく、怪我や来シーズンのコンディションが理由でもありましたが、
リオデジャネイロに現地入りしたNBAドリームチームは選手村ではなく、豪華客船を宿泊先として感染から身を守った経緯があります。
Forget the Olympic Village– @usabasketball to stay on a luxury cruise ship during #Rio2016. https://t.co/45C5chdiEn pic.twitter.com/reY4Q87N9B
— NBC Sports (@NBCSports) August 2, 2016
NBA選手にとってオリンピックで国の代表として戦うことは誇りだと言っていますが、
NBAの試合は1年間身体を酷使して戦いますので、貴重なオフシーズンをオリンピックに費やすことは、
次の1年間、更に言うとその後のバスケットボール人生に大きな影響を及ぼすリスクがあります。
そのため、他のスポーツに比べてNBA選手はコンディション管理を優先する傾向があります。
オリンピックが行われる7月に、まだ新型コロナウイルスが終息していなかった場合は、オリンピックが行われても残念ながら辞退するNBA選手は多くなると前回のオリンピックから想像できます。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、スポーツ界もアジア圏では中止や延期、無観客試合などの措置が採られています。
NBAでは措置が採られるほど新型コロナウイルスの影響は出ていませんが、万が一アメリカ本土でも新型コロナウイルスの感染が広まると試合に影響が出てくることは十分考えられます。
アメリカでは日本のように医療保険に入ってる国民が少ないので治療を受けれる体制は日本ほど充実していません。
そのため、アメリカ国家自体が新型コロナウイルスの感染防止を日本以上に積極的にすると考えられます。
そうなってくるとNBAも中止や延期、無観客試合が出てくるでしょう。
それは東京オリンピックに関しても同じこと。オリンピックが行われたとしても前回のリオオリンピック同様、辞退する選手が出てきたり、選手村ではなく豪華客船に宿泊することも考えられます。
アメリカ代表は2019年のワールドカップでスター選手に辞退者が続出し、ベストメンバーから程遠い状態で挑み、あっさりと準々決勝で姿を消しました。
世界のバスケレベルが上がってきているものの、アメリカとしてはバスケ界の頂点にたつNBAの威信にかけて、今度の東京オリンピックではベスト布陣で挑み、圧倒的な力の差をみせたいところ。
私達日本のNBAファンにとって東京オリンピックは、日本でNBA超スター軍団のプレーを生で観ることが出来る最大のチャンスでもあります。
一日も早く新型コロナウイルスの終息を祈るばかりです。